NeoMagセミナー 40.ネオジム磁石の加工工程-3(外周研削加工) 円柱型やリング型ネオジム磁石の丸形母材の外周加工には円筒研削盤(センターレスグラインダー)を使います。砥石はやはり人工ダイヤモンドとなります。 2022.11.24 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 41.ネオジム磁石の加工工程-4(放電加工) 細穴あけ加工や複雑形状加工には「放電加工機」を使います。特に「ワイヤー放電加工機」はネオジム磁石の複雑加工には頻繁に使われます。簡単な穴あけ加工には「ドリル加工機」が使われることもあります。 2022.11.24 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 42.ネオジム磁石の加工工程-5(加工量産ライン例) この写真はある中国メーカーの加工工程です。左上は「自動外周マルチ切断機」のラインで、右下は「ワイヤー放電切断加工」のラインです。中国メーカーの加工ラインは母材からの形状加工が多く、したがって、このように母材の切断、切り出し、穴あけなどの加工機を数多く並べています。 2022.11.24 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 43.錆びやすいネオジム磁石 ネオジム磁石の成分である、ネオジムなどの希土類金属は酸化しやすい、つまり錆びやすいため、磁石形状や使用される環境によってその度合いは異なりますが、そのままでは、空気中の水分や酸性のチリなどにより錆が発生します。 2022.11.25 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 44.ネオジム磁石の各種表面処理方法 現在の量産磁石の多くは、「銅+ニッケルの二層電気めっき」または「ニッケル+銅+ニッケルの三層電気めっき」になっています。しかし、温度や湿度に対して使用環境が比較的良好な場合は「アルミコート」や「無機ガラスコート」、各種「樹脂塗装」なども行われています。 2022.11.25 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 45.ネオジム磁石の電気ニッケルめっき この図と写真は、電気ニッケルめっきの代表的な工程と量産ラインです。三層めっきの場合はこの後銅めっきを施し、さらに同様なニッケルめっきの工程を通します。なお、少量生産の場合は、自動ラインを使わず、バッチ式の工程を使います。 2022.11.25 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 46.ネオジム磁石の着磁工程 磁石を磁化するための着磁工程には、「着磁電源」と「着磁コイル」が必要です。量産の場合の着磁方法は「コンデンサーパルス着磁器」を使います。永久磁石を飽和まで磁化させることを「フル着磁」と言いますが、パルス着磁はある一定以上のパワーが必要となります。 2022.11.26 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 47.ネオジム磁石の工程/製品の評価・検査(1)(原料・合金の分析機器) 合金製造工程で受け入れる原料金属の組成・成分や溶解工程で製造された合金の組成分析には蛍光X線分析装置やICP発光分析装置が使われます。 また、原料や合金、焼結体の酸化度合を計る酸素分析装置、原料不純物や成形バインダーなどによる残存炭素量を計る炭素分析装置などのガス分析装置が使われます。 2022.11.27 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 48.ネオジム磁石の工程/製品の評価・検査(2)(粉体・めっき・環境試験機器) 評価装置としては、粉砕工程の粉末の「平均粒度」や「粒度分布」をチェックするための「レーザー式粒度分布測定装置」、製品の「めっき膜厚」を管理するための「蛍光X線膜厚計」などがあります。 「耐候性加速テスト」には「恒温恒湿試験機」や「プレッシャークッカーテスト(PCT)」試験機などを使います。 2022.11.27 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法
NeoMagセミナー 49.ネオジム磁石の工程/製品の評価・検査(3)(磁気特性の測定・評価装置) これらの写真は磁石の磁気特性測定・評価のための装置です。 左の写真は磁化曲線を描き、測定するためのB-Hトレーサーと呼ばれる装置です。 通常は磁気履歴曲線・ヒステリシスカーブの第二象限の減磁曲線だけを測定します。 2022.11.28 NeoMagセミナーネオジム焼結磁石の製造方法