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65.永久磁石の吸着力・吸引力の近似式

この式は吊り上げ用電磁石や磁力応用工具などで良く使われる簡易計算式ですが、誤差も大きいため目安としての使われ方をされているようです。ここでは、この式が導き出された計算過程については省略いたしますが、この式を永久磁石にあてはめるとどうなるか検証してみました。
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53.永久磁石の磁気特性と磁化曲線

磁化曲線は磁気履歴曲線やヒステリシスループとも呼ばれ、一般的にはJH曲線またはBH曲線であらわす。 JH曲線とBH曲線の違いは、JH曲線は外部磁場に対する永久磁石自身の磁化の大きさの変化をあらわし、BH曲線は外部磁場も含めた磁気回路の中の磁化の大きさの変化をあらわす。
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54.永久磁石の磁化曲線と各種透磁率

透磁率とは磁束の通り易さをあらわす。初磁化曲線上のBとHの比を透磁率μ=B/Hといい、原点付近のものを初透磁率μi、最大のものを最大透磁率μmと呼んでいる。また、真空の透磁率μ0との比を比透磁率μsという。そのほか、減磁曲線上のリコイル透磁率μrec、リコイル比透磁率μrなどがある。
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55.永久磁石の最大エネルギー積と角形比

永久磁石の強さ、優秀さの基準の一つに「最大エネルギー積・(BH)max」という磁気特性があります。これは、磁石が持つエネルギーの大きさをあらわし、B-H減磁曲線上の磁束密度Bと磁場Hの積の最も大きな数値を指します。SI単位ではkJ/m3、CGS単位ではMGOeで表します。
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56.永久磁石の反磁場とパーミアンス係数

あらゆる形の磁石には磁化と反対方向の磁場つまり「反磁場」が必ず発生します。永久磁石のほとんどの磁束・磁力線はNからSに向かって磁石の外を通っていますが、中には磁石の中をショートパスするものもあります。
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57.永久磁石の寸法比とパーミアンス係数

永久磁石が単体で存在する場合の「パーミアンス係数Pc」は、磁石の形状に大きく左右され、複雑な計算が必要となります。このグラフは円柱型(Di=0)、リング型、角型のそれぞれの磁石について、計算をした結果で、各形状の寸法比とパーミアンス係数の関係を示しています。
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58.永久磁石の動作点とパーミアンス直線

永久磁石の動作点とは磁石単体の場合、磁石の形状(寸法比)によって決まる反磁場の大きさによってその磁気的な動作が決まるBH減磁曲線上の位置(座標)を表します。
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50.ネオジム磁石の各種耐候加速試験

表面処理を施したネオジム磁石の環境試験にはこのページのような代表的な加速試験があります。恒温恒湿試験は一定の温度、一定の湿度の恒温恒湿試験装置で行います。 標準的な条件には 温度60℃、湿度90%、1000時間、温度85℃、湿度85%、250時間 などがあります。
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51.ネオジム磁石の各種表面処理と恒温恒湿加速試験

これは比較的厚みが薄いリング型のネオジム磁石についての、温度80℃、湿度90%の「恒温恒湿試験」のデータ例です。表面処理方法の違いによって、耐候性能が異なることがわかります。
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52.ネオジム磁石の各種表面処理とPCT加速試験

これは比較的厚みが薄いリング型ネオジム磁石についての各表面処理の違いによる「PCT加速試験」のデータ例です。 この加速試験での24時間は前ページの恒温恒湿試験と同じ東京の年平均温度15℃、平均湿度65%では約20年に相当します。
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