磁石プロの視点

光と磁石が強く結合して量子コンピュータを室温で操作できる可能性も

東北大学と京都工芸繊維大学、京都大学、理化学研究所の研究グループは2025年2月、磁性メタ原子をカイラルメタ原子に挿入して作成した人工構造物質(メタマテリアル)「磁気カイラルメタ分子」が、室温で極めて強く結合したマグノンポラリトンになることを確認したと発表した。
磁石プロの視点

白金混合で磁性体の光磁気トルクが従来比約5倍に増強・光を用いたスピンメモリやストレージ技術の開発加速に期待

金属磁性体であるコバルトに白金を混合した合金ナノ薄膜の円偏光によって発生する光磁気トルクを観測したところ、白金を混合しないコバルトナノ薄膜に比較して約5倍大きな光磁気トルクが発生することを見出しました。
磁石プロの視点

南鳥島沖でのレアアース生産計画-1

2023年12月に、内閣府総合海洋政策推進事務局により、「海洋開発重点戦略に係る重要ミッション(案)」があらためて提出され、その中のミッションで「2028年以降から南鳥島沖でのレアアース泥の採取」を実現することとしています。
磁石プロの視点

レアアースを使わない「炭素磁石」の合成に成功

京都大などの研究チームは、炭素を素材に用いた磁石を作ることに成功しました。この成果は軽量・低コストで高性能の炭素磁石実用化に向けた一歩になるということです。論文は9日、英科学誌ネイチャーに掲載されました。
磁石プロの視点

熱プラズマ法による金属ナノ粉末合成技術の開発

本研究は、易酸化金属ナノ粒子を合成する技術を開発し、永久磁石材料や金属基複合材料への展開を見据えています。そこで我々は、熱プラズマプロセスに注目して、金属ナノ粒子合成を行っています。
磁石プロの視点

超高密度・超高速な次世代の情報媒体・交代磁性体(第三の磁性体)を発見

東京大学、理化学研究所らによる研究グループは、室温で情報の読み書きが可能な交代磁性体(「第三の磁性体」)と呼ばれる世界初の発見に成功しました。これは超高密度・超高速な次世代の情報媒体として大いに期待されます
磁石プロの視点

高品質なサブミクロンサイズ希土類磁石粉末の合成

化学的粉末合成法(還元拡散法)により、前駆体酸化物合成-水素還元-還元拡散-(窒化)-洗浄のそれぞれのプロセスを開発することで、粉砕することなく高品質なサブミクロンサイズ希土類磁石粉末を合成する技術を構築しています。
磁石プロの視点

新しい永久磁石を作る先端粉末冶金技術の開発                  

現行ネオジム磁石を超えるためには既存プロセスはすでに限界に達しています。これまでにない高保磁力化には、粉砕法では得られない超微細かつ球状の原料粉末が必要です。つまり、ポストネオジム磁石創製のカギは「新たな粉末冶金技術の創製」にあります。
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スピントロニクスを用いた新素子・スピンメモリスタ

TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、10月2日、スピントロニクス技術を用いた超低消費電力のニューロモルフィック素子、スピンメモリスタを開発したことを発表しました。
磁石プロの視点

ネオジム磁石を超える新しい磁石をつくる

「サマリウム-鉄-窒素磁石(Sm2Fe17N3)」はネオジム磁石の3倍以上の保磁力を発現する潜在力があることから、ポストネオジム磁石の有力候補です。当グループでは、独自の粉末冶金技術を活用・開発し、これら次世代磁石の実現を目指しています。
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