36.ネオジム磁石の焼結・熱処理工程(焼結炉・熱処理炉)

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<ネオジム磁石の焼結・熱処理炉>
焼結工程では、成形体の密度を100%近くするために約1100℃で焼き固める。その後焼結温度より低い温度で熱処理を行い、焼結体の結晶組織を適正な組織に制御する。焼結炉、熱処理炉は真空や真空にアルゴンガスなどの不活性ガスを一部混ぜた雰囲気を使う。

焼結工程では、成形体の密度を100%近くするために約1100℃で焼き固めます。その後焼結温度より低い温度で熱処理を行い、焼結体の結晶組織を適正な組織に制御します。
焼結炉、熱処理炉は真空や真空にアルゴンガスなどの不活性ガスを一部混ぜた「雰囲気」を使います。

左の写真はロットごとに装置を開け閉めして作業する「バッチ式焼結炉」、「バッチ式熱処理炉」です。右のイメージ図は製品を載せた台を炉の中で連続して移動させ処理する「連続式焼結炉」「連続式熱処理炉」です。

バッチ式は少量多品種の磁石生産に向いていますが、生産効率はあまり良くありません。
連続式は大量の製品を処理することができ、効率が良いのですが、連続稼働が基本で且つ常時炉内を加熱しておかなければならないため少量生産には向いていません。

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