28.ネオジム焼結磁石の用途別生産比率

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<ネオジム焼結磁石の用途別生産比率>
日本国内の生産では、産業機器用モーターを中心に、一般自動車の電装用、ハイブリッド自動車、電気自動車のモーター、エアコンのコンプレッサなどが主な用途となっている。モバイル機器や音響機器用のネオジム磁石は国内生産がほとんどなくなり、中国や東南アジアにシフトした。
 一方、中国では電気自動車用ネオジム磁石が増加中で、さらに自動車の電装モーター、発電機向けも上昇してきている。パソコン、モバイル機器、風力発電などの用途も高い比率となっている。特筆すべきことは、電動自転車用のネオジム磁石がかなり多いことで、電動自転車が庶民の足として広く利用されていることがわかる。

ネオジム焼結磁石の用途別生産比率

この円グラフはネオマグ株式会社推定の日本と中国のネオジム焼結磁石 用途別生産量の比率を示しています。用途別ネオジム磁石の比率の算出方法は、その用途の製品の生産数量および製品にネオジム磁石が使用されている比率、さらにネオジム磁石が使用されている場合の製品1台当たりの平均のネオジム磁石重量を推定して計算したものです。ご覧のように、日本国内の生産では、産業機器用モーターを中心に、一般自動車の電装用ハイブリッド自動車EVのモーターエアコンのコンプレッサなどが主な用途となります。

一方、中国ではパソコン、スマートホン産業機械、風力発電などの用途が中心となっていますが、近年、EVモーター用の需要が急速に伸びています。特筆すべきことは、電動自転車用のネオジム磁石がかなり多いことで、電動自転車が庶民の足として、現在でも広く利用されていることがわかります。
中国では毎年3000万台のネオジム磁石を使った電動自転車が生産されているということです。

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