75.中Br・中Hcj磁石の形状と不可逆減磁

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<中Br・中Hcj磁石の形状と不可逆減磁>
SH材質は、200℃ではパーミアンス係数が2.0では問題なさそうだが、1.0では7%ほどの不可逆減磁を起こしている。パーミアンス係数が0.5では200℃の使用は無理だが、150℃では5%程度であるから大きな不可逆減磁の心配はない。なおパーミアンス係数0.2の薄い磁石では、150℃が数%以内の減磁量ですむ限界のようである。形状が薄い磁石はSH材質であっても150℃以上の温度では不可逆減磁に気を付けなければならない。

前ページでNeo45SH材の減磁曲線とパーミアンス係数の関係から不可逆減磁を予測しましたが、このグラフで確認してみましょう。

200℃ではパーミアンス係数が2.0では問題なさそうですが、1.0では7%ほどの不可逆減磁を起こしています。パーミアンス係数が0.5では200℃の使用は無理ですが、150℃では5%程度ですから大きな不可逆減磁の心配はなさそうです。
なおパーミアンス係数0.2の薄い磁石では、150℃が数%以内の減磁量ですむ限界のようです。
形状が薄い磁石はSH材質であっても150℃以上の温度では不可逆減磁に気を付けなければなりません。

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