表面処理を施したネオジム磁石の環境試験にはこのページのような代表的な加速試験があります。
■「恒温恒湿試験」は一定の温度、一定の湿度の恒温恒湿試験装置で行います。
標準的な条件には 温度60℃、湿度90%、1000時間、温度85℃、湿度85%、250時間 などがあります。
■「PCT(プレッシャークッカーテスト)」はより短時間で加速試験をする方法で、この方法もほとんどのメーカーが採用しています。温度120℃、圧力2気圧(0.2MPa)、100%Rh(Room humidity)、24時間が標準的な条件です。
■「フェロキシル試験」は フェロキシル試薬を用いて、めっきのピンホールやキズを確認する簡易な試験で、ピンホールやキズがあると色濃く浮き上がり、目視で確認できます。
■特別必要な場合には「温度湿度サイクル試験」を行うことがあります。
条件としては、温度-30℃~50℃、湿度0%~90%、48サイクル などがあります。
■また、自動車用などの特別苛酷な環境に耐える必要がある場合は、「塩水サイクル試験」を行います。
この試験は、塩水噴霧数時間、湿度試験数時間、乾燥試験数時間を何回かくりかえして行います。
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