67.各種永久磁石のBr温度変化率(20℃基準)

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<各種磁石のBrの温度変化>
グラフは残留磁束密度Brの20℃を基準とした温度変化率を示したもので、前のページの各磁石のBrの温度係数によって、温度変化率も異なっている。
Brの温度係数α=(Br–Br)/{(Brx(T-TL)}x100 (%)
Brの温度変化率⊿Br=αx(T-T20)x100 (%)
であらわされる。
フェライト磁石の温度変化が最も大きく、続いてネオジム磁石となる。サマコバ磁石は温度に対して比較的安定しているといえる。ネオジム磁石のBrの温度変化は材質が異なっても大きな違いはない。なお、温度が元に戻って再測定すればBrの数値も元に戻る。

各種磁石の20℃を基準としたBr温度変化率

このグラフは「ネオジム磁石」「サマコバ磁石」「フェライト磁石」20℃を基準とした「残留磁束密度Brの温度変化率」を示したもので、前のページで示しました各磁石の温度係数によって、温度変化率も異なっています。また各温度のBr値はその温度で測定した結果ということです。

ごらんのように、フェライト磁石の温度変化が最も大きく、続いてネオジム磁石となります。サマコバ磁石は温度に対して比較的安定しているといえます。ネオジム磁石のBrの温度変化は材質が異なっても大きな違いはありません。なお、これらは材質の温度変化であり、温度が元に戻って再測定すればBrの数値も元に戻ります。

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