46.ネオジム磁石の着磁工程

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<ネオジム磁石の着磁>
磁石を磁化するための着磁工程には、「着磁電源」と「着磁コイル」が必要になる。量産の場合の着磁方法は「コンデンサーパルス着磁器」を使うことが多い。

コンデンサーパルス着磁電源       パルス着磁用水冷コイル
(東洋磁気工業(株)ホームページ)

磁石を磁化するための着磁工程には、「着磁電源」「着磁コイル」が必要です。量産の場合の着磁方法は「コンデンサーパルス着磁器」を使います。永久磁石を飽和まで磁化させることを「フル着磁」と言いますが、パルス着磁はある一定以上のパワーが必要となります。
この着磁エネルギーは、E= (1/2)CV2 (J) となり、パルス着磁器のパワーは印加する電圧とコンデンサーの容量によって決まります。電圧は、「パルスの高さ」、コンデンサー容量は「パルスの幅」、つまり時間を左右します。
ネオジム磁石の着磁電源には、電圧1500(V)コンデンサー容量2000(μF) 以上が必要となります。
この中でコンデンサー容量が少ないと、大きな磁石を着磁する場合や複数の磁石を同時に着磁する場合にフル着磁できず、性能が十分でなかったり、あとで減磁したりする不具合が起こります。

なお、製品への着磁の種類などは弊社ホームページ磁石ナビの中の磁石の磁化方向を参考にしてください。

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