31.溶解工程(磁石合金の製造)

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<ネオジム磁石合金の溶解工程>
配合、混合された原料金属は、「高周波溶解炉」でおよそ1200℃に加熱されて、溶解・合金化させる。溶解炉の中は合金が酸化しないよう、真空またはアルゴンガスのような不活性ガス雰囲気にする。溶けた合金の湯は、冷却された回転ローラーの上に注がれ、急速冷却させる。これにより、余分な鉄が析出することを防ぎ、合金の組織を適正化させる。冷却された合金は薄い板状のインゴットとなる。

配合、混合された原料金属は、高周波溶解炉でおよそ1200℃に加熱されて、溶解・合金化させます。溶解炉の中は合金が酸化しないよう、真空にしておきます。なお、アルゴンガスのような不活性ガスを一部加える場合があります。

溶けた合金の湯は、ストリップキャスト(SC)製法により冷却された回転ローラーの上に注がれ、急速冷却させます。これにより、余分な鉄が析出することを防ぎ、合金の組織を適正化させます。

冷却された合金は薄い板状の「インゴット」となります。

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